離島を除くと全国で人口の少ない方から11番目の村です
離島を除くと全国で人口の少ない方から
11番目の村です
離島を除くと全国で人口の少ない方から11番目の村です
離島を除くと全国で人口の少ない方から
11番目の村です
北相木村村長 井出 利秋
約60年前の昭和35年の人口が2,104人。約40年前の昭和60年の人口が1,200人。20年前の平成15年の人口が 1,001人。10年前の平成25年の人口が810人。そして現在の人口は700人を割ってしまいました。離島を除くと全国で人口の少ない方から11番目の北相木村。
村制施行後134年を迎える現在の北相木村は存続の危機に直面しており、北相木村を1日でも長く存続させたいという気持ちで村長に立候補して2年経過しましたが、世の中はそんなに甘くないことを実感しております。
信号が1つも無い村。コンビニが無い村…無いものをあげたらきりがありませんが、北相木村には美しい自然、おいしい水、澄んだ空気、そして温かい心を持った村民の皆様など、都会には無いものがたくさんあります。
山村留学事業が定着して北相木小学校が成り立っているように、まだまだ多くの夢を実現させて北相木村を存続してまいります。
令和5年度予算で岸田総理の『異次元の少子化対策』よりもスピーディーに、新たな子育て支援策を盛り込みました。出産祝金として第1子・第2子には20万円。第3子以降は30万円。入学祝金として小学校入学時に5万円。卒業祝金として小学校卒業時に10万円。中学校卒業時に10万円。高校卒業時に30万円の支給を実現させました。
北相木村村長 井出 利秋
この新たな子育て支援策等は小さな村だからできる施策です。小さな村ということを逆手にとって、小さな村だからできる事業により、村民の皆様が安心・安全に暮らすことのできる村づくりを目指してまいります。
そして、人口減少に歯止めをかけるのは移住者の増加です。空き家対策事業により宅地と村営住宅は確保されつつあり移住者を迎え入れる準備が整い、あとは移住者を招き入れるだけとなりました。今後は移住者対策を積極的に行い、北相木村の存続を図ってまいります。
このような状況から、今回の村勢要覧は『北相木村に住む』と題して6組の移住者を紹介するとともに、『山村留学のススメ』や『北相木村の特徴』をわかりやすく1冊にまとめました。
この村勢要覧により移住者が1組でも増えてもらえたら幸いです。そんな気持ちを込めて私からのご挨拶とさせていただきます。
みあげたら
やさいばたけ
しぜんゆたか
この村で生まれ育った子どもたちが、やがて巣立ち都会で活躍し、帰郷した時には疲れを癒せる場所にしたい。そこには家族が住み、山や川で遊んだ子ども時代の思い出が詰まっています。 コンビニも信号機もない村ですが、 あなたの「ふるさと」 にしませんか。
北相木村の「春夏秋冬」 >村のシンボル
村の面積の9割を山林が占めており標高2,112メートルの御座山に端を発する相木川や数々の支流は山々の間を流れて合流し、三滝や箱瀬の滝などの名勝を生みながら、果ては千曲川へと注いでいます。気候は村の周囲を秩父山系、御座山などの高山に囲まれて内陸性気候を示し、年間平均気温は9.3℃、夏季は気温の較差が大きく、冬季の寒さが厳しいのが特徴です。
村のシンボル
村花:しゃくなげ(つつじ科)
初夏の高山に咲く淡紅色の花は特に美しく、主に低木ですが高い木にもなり、御座山を中心に群生しています。村章はこの花を「北」に図案化したものです。
村木:カラマツ(マツ科)
天然カラマツ、人工林をあわせて村内森林の大部分を占め、春先に芽吹く姿だけでなく人の手をかけて加工された姿も美しく輝きます。
村鳥:やまどり(キジ科)
全身赤銅褐色で美しく、特に雄は尾ひれが長く、羽の模様が美しく、「火の鳥」 のモデルにもなり、古歌にも使われるほどの美しさは目を見張るものもあります。
村の面積の9割を山林が占めており標高2,112メートルの御座山に端を発する相木川や数々の支流は山々の間を流れて合流し、三滝や箱瀬の滝などの名勝を生みながら、果ては千曲川へと注いでいます。気候は村の周囲を秩父山系、御座山などの高山に囲まれて内陸性気候を示し、年間平均気温は9.3℃、夏季は気温の較差が大きく、冬季の寒さが厳しいのが特徴です。
人口 680人
(男性341人、女性339人)
世帯数 332戸
長野県東端、東経138°33’ 北緯36°03’
総面積 総56.3㎢
標高 982メートル
(北相木村役場位置)
(令和5年1月1日現在)
2021年春、都内から村役場へ就職のため移住。
現在は総務企画課勤務。村防災無線の担当になることもあり「村の声」でおなじみ。役場内の最年少のアイドル的存在。
仕事を覚えたり、村の風習に触れることがとても新鮮で楽しいですし、やりがいがある仕事ばかりです。総務企画課で統計消費者相談・郵便などを担当していますが、1年目は村営バス、2年目は直売所の運営やカレンダー、村勢要覧の制作などの企画を担う中で、たくさんの仕事をこなせるようになりました。村の無線放送を担当したり、電話に出ることも多く、皆さんに「声は知ってるけど村上さんだったんだ」と声をかけられたり、「放送の声の人」と認知されるのがうれしくも恥ずかしくもあります。
また、週に2回、氷龍太鼓にも参加しています。太鼓未経験の私にとって叩き方から覚えることは大変です。しかし、発表の場で演奏する達成感は気持ちいいです。自分の成長と人との繋がりを感じられる素敵な趣味が増えました。
さまざまな面で村の皆さんにお世話になることが多く、とても助けられています。おかげで楽しい日々を過ごしています。恩返しができるように、いろいろな形でお役に立てるように、これからもがんばっていきます。
私も移住してきました
自分たちの生活の基礎や仕組みに興味があり、公務員を志望して専門学校に通っていました。就職試験でさまざまな地域に行きましたが、その中でご縁があった北相木に来ることになりました。
北相木村に受験のために来た帰り、バスに乗りたかったのですが、時間が合わず、小海駅をめざして歩いていました。そのとき、「送っていくよ」と10トントラックに乗せていただきました。それが人生初めての10トントラック乗車です。まさか佐久平駅まで送っていただけるとは思わなかったので、村の皆さんの温かさを感じ、ここに来たいと思いました。受験に来たのが秋から冬にかけてだったので、初めての氷点下体験も北相木村です。村に来て、初めてのひとり暮らしが始まりました。人の温かさや食べる物のおいしさなど日々発見がいっぱいです。
小さな村の役場なので仕事の幅がとても広いです。知らないことを知ることは自分の中で価値のあることだと思っています。