北相木村の特徴的な政策の中に、山村留学があります。山村留学とは、都市部の小学生が親元を離れて村に滞在し、村の小学校に通いながら、自然体験や集団生活を通して豊かな人間性を養うものです。出会いも体験もすべてが唯一無二の時間になる山村留学では、村の子どもたちも留学生との出会いを楽しみにしています。
北相木村では30年以上前から山村留学制度を導入し、これまで200人近い卒業生を送り出しました。2018年には30周年を迎え、記念イベントも開催しました。2022年度は山村留学生は19人、親子山村留学生は5世帯7人です。
北相木小学校と連携する花まる学習会でも山村留学を勧めており、首都圏の塾生が山村留学に来ることもあります。
小学3年生以上を対象とした留学で、村営の山村留学センターと地元の受け入れ農家で生活をします。
親子で留学します。村営住宅で暮らし、畑を借りて家庭菜園を楽しんだりする方もいます。
親子山村留学体験
移住者宮﨑さん >親子で留学します。村営住宅で暮らし、畑を借りて家庭菜園を楽しんだりする方もいます。
村の存続は小学校の存続に関わると考えています。子どもが村にいることで生まれる活気は計り知れません。その活気作りのための方法のひとつが山村留学だと考えています。
山村留学卒業生間のコミュニティがあったり、卒業後も遊びに来てくれる人もいますし、「20歳を祝う会」にも招待しています。
村の子どもたちにとっても山村留学生との交流は仲間が増える、遊びや学びが広がることにも繋がっているので、これからも大切にしていきたい取り組みです。
田植え
滝遊び
田んぼで泥んこ
味噌作り
座禅
登山
餅つき
浅野 零 さん
加藤 遼太郎 さん
樋口 黎 さん
海老名 仁 さん
山村留学卒業生が思うこと、感じたこと。
経験を通じて自分の夢を感じられたこと。
素直な意見に、リアルな山村留学が感じられます。
<出席者>
浅野 零 さん
加藤 遼太郎 さん
樋口 黎 さん
海老名 仁 さん
北相木村 井出村長
樋口 黎 さん
浅野 零 さん
加藤 遼太郎 さん
樋口 黎 さん
海老名 仁 さん
井出村長
山村留学卒業生が思うこと、感じたこと。
経験を通じて自分の夢を感じられたこと。
素直な意見に、
リアルな山村留学が感じられます。
<出席者>
浅野 零 さん
加藤 遼太郎 さん
樋口 黎 さん
海老名 仁 さん
北相木村 井出村長
井出村長
花まる学習会が目指すものは「メシが食える大人」「モテる人」、言い換えれば「自立・自活できている大人」「魅力的な人」を育てることです。
2011年、転任してきた小林校長先生からの依頼です。小林先生の前任校が花まる学習会と提携していました。当時、小学校は児童数減少などに伴い統廃合が決まろうとしていて、村から小学校を無くさないためにという思いを聞き提携しました。
北相木村にいる子どもたちはみんな“子どもが子どもらしくいられる”と感じています。
花まる学習会とは、自然の豊かさや山村留学の教育概念がフィットしています。村の子どもたちと価値観の違う山村留学生がいることで生まれるコミュニケーションなども大切にしたいです。
連携当初はぎこちなさが見られた子どもたちも、今はとても楽しんで授業に取り組んでいます。子どもたちが“考えること”や“考える時間”はものすごく大切なことで、奪ってはいけないものです。そういうところから生きる上で必要な力が養われていることを実感しています。これからもサポートしていきたいです。